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私たちと一緒にボランティア、やってみませんか!?

YMCAとボランティア

YMCAは1844年、産業革命後の荒廃したロンドンで、もっと心豊かに生きたいと願った12人の青年たちが創った組織が始まりとなる、キリスト教の精神を根底に持つ組織です。彼らは仲間とともに聖書を読み、街角に図書室を作り、講演会を開くなど、青少年育成のための活動をボランティアで展開していきました。
現在YMCAは世界119カ国に広がり、それぞれの地域や時代のニーズに合わせてさまざまな活動を行なっています。いずれの活動も、人びとの幸せを願うたくさんのボランティアのエネルギーによって行われています。その意味でYMCAは、世界最大規模のボランティア団体といえます。

YMCAの考える「ボランティア」とは

  • 自発的に

  • 主体的に、責任を持って

  • 見返りを求めず

  • 誰かのために、社会のために

  • 喜びや痛みを他者と共有し

  • 継続的に

取り組んでいくことを指しています

ユースボランティア募集

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ユースボランティアの募集

YMCAは、子どものキャンプや野外グループ活動、サッカー教室、水泳教室など、多数の青少年活動を行なっていますが、それらの活動は、「ユースボランティアリーダー(通称:リーダー)」とよばれる18歳~30歳代のボランティアが担っています。「リーダー」は、子どもたちと一緒に参加しながら、その成長を支えていきます。子どもたちとの関わり方や、プログラムの指導方法などは、所定のトレーニングや"リーダー会"とよばれる準備会の中で身につけていきますので、はじめての方も安心して参加ください。

YMCAのボランティアリーダーとは

YMCAの活動では、「ボランティアリーダー(通称:リーダー)」と呼ばれる、18歳以上の主に学生のボランティアたちが活躍しています。「リーダー」というと一般的に、上から引っ張っていくイメージがありますが、YMCAのリーダーは、子どもたちと一緒に活動を楽しむ「お兄さんお姉さん」たち。もちろん火の熾し方など必要な技術を教え、安全管理もしますが、先生や親のような「タテの関係」の指導者ではなく、子どもたちに近い「ナナメの関係」で、共に感動したり、ケンカや涙にも寄り添ったりしながら成長を見守っていきます。子どもたちは一緒に遊んでくれるリーダーたちが大好きです。「大きくなったらリーダーになりたい」と言う子も多く、実際にリーダーになった子どもも少なくありません。
子どもにとってリーダーとの関わりは、楽しいだけでなく、その成長に大きな影響力をもっています。YMCAは子ども同士の対等な「ヨコの関係」を大切にしており(=グループ・ワーク)、その中で子どもたちは協力し合い、創意工夫するなど多くの体験をして成長していきますが、リーダーは、子どもの自主性を損ねることなくごく自然な形でグループに浸透し、グループを良い方向に導いていくために大きな力を発揮します。リーダーたちはこの活動のために多数の研修を受け、事前の準備を重ねていきますが、多くのリーダーは「ボランティアをしてあげた」とは言わず「自分自身も成長できた」と語ります。"ボランティアをする側"と"される側"という関係を超え、子どももリーダーも共に成長していく活動、それが永年にわたるYMCAの青少年活動の特徴です。

リーダーの取り組み

子どもたちが楽しく参加できて、そして成長できるような活動をつくり上げていくために、リーダーは学業のかたわら、各種のトレ-ニングを受けたり、リーダー会に出席したりと、さまざまな準備をしています。
リーダーとしての資質を身につけ、必要な技術や知識を身に着けるための研修です。

リーダートレーニング(理論)
「YMCA理解」「子どもの発達課題の理解」「グループワークとリーダーの役割」など、テーマに応じてさまざまな講師から研修を受けます。

リーダートレーニング(実技)
実際にキャンプ場に宿泊し、プログラムに必要な技術や指導法、安全確認の仕方、グループ運営の方法、自然の観察方法などを学びます。サマーキャンプ前には、火おこしや薪割り、野外料理の方法、食中毒予防、救急法など、各キャンプに応じて技術を覚え、指導法を学びます。 スキーシーズンは、スキー場での宿泊トレーニングを行います。スキー技術の向上と指導法や安全の理解を深めます。
初心者のリーダーもこのトレーニングで立派に上達します。

ボランティアリーダー大募集!!!

盛岡YMCAには、岩手大学、岩手県立大学、盛岡大学等から100名を超える学生がボランティアリーダーの登録をしています。

  • ボランティアリーダー(通称:リーダー)ってなんだ?
    ~おびリーダーに聞いてみよう!~

    ※リーダー一人一人についてるあだ名だよ!君のはどんなものになるかな?

  • 岩手県立大4年のおびです!
    リーダーたちのまとめ役(リーダー会長)をしているよ!

     学生を中心に、YMCAの活動にボランティアで参加する人のことです。「リーダー」という名前から想像できるような「指導者」としてではなくて、子どもたちとともに楽しく活動を作り上げていく、対等あるいはナナメの関係にあるお兄さん・お姉さんのような存在ですね。大学生だけど、先輩・後輩の垣根を越えてリーダー同士も対等な関係を築いていけるのが大きな特徴だと思っています!リーダー同士・子どもたちとの交流を通して、様々な体験をし、成長していけるのもリーダーの大きな魅力の一つだと思っています!

  • どんな活動をしているの?

  •  盛岡YMCAでは、平日・休日問わずいろいろな活動を行っています。水泳教室やサッカースクール、体育教室などをはじめ、月に一度の野外活動やサンデースクールではリーダーたちが話し合って活動を創りあげていっています!
     また、夏冬の長期休みには泊まりがけのシーズンキャンプも!他にも特別な活動として、Amazon社、Lifeis Tech社と提携したプログラミング体験会や、YMCAの後援団体である「ワイズメンズクラブ」の方々のお手伝いで雫石町での軽トラ市に焼きそば屋台の出店や有機栽培秘伝豆の収穫、漆の苗の植樹を行うなど最近は活動の幅もどんどん広がっています。

    月に一度のリーダーの集会「リーダー会」の様子だよ

  • さて、ここからは主な活動について参加しているリーダーから簡単に紹介してもらいましょう♪
    まずはこちらの動画を見てみてね~

  • サッカースクール

  •  こんにちは、岩手大学3年のちゃーしゅーといいます。
     サッカーかぁ…やったことないしな…そんなことを思っているであろうそこのあなた。まずは考えてくれてありがとう。そんなあなたを待っています!YMCAのサッカーは一週間に3回(木金土)、それぞれの曜日でたくさんの子どもたちとリーダーが男女、経験も関係なくボールを追いかけて楽しんでいます。
     まだ迷っているんですか?!まずは一度体験に来てみてください、子どもたちが待っていますよ!

    一緒にボールを追いかけよう!

    詳細はこちら!
  • 水泳教室

  •  初めまして!盛岡大学4年のブイでーす!
     水泳教室は月・水・木・金の週4回。泳力の有無に関わらず、自分たちの目指す泳ぎをマスターするためにリーダーや仲間たちと共にグループで楽しく活動しています。水泳教室で大切にしていることは「やれば出来る」ということ!やる前から諦めるのではなく、とにかくやってみる。やってみたら案外簡単に出来たり、難しいことでもやってみることの繰り返しでできるようになったりすることもあります。その成功体験を子供たちと共に味わえるのが水泳教室の魅力ですねー。

    一緒にプールで遊ぼう♪

    詳細はこちら!
  • 体育教室

  •  こんにちは!盛岡大学3年のポンといいます!
     体育教室では子どもたちとマット運動・跳び箱・鉄棒や縄跳びなど小学校の体育で行うような内容を、遊びを加えながら楽しく行っています。ウォーミングアップでやっている鬼ごっこは毎回大盛り上がり!いろんな運動に挑戦する楽しさ、達成できる喜びを子どもたちと一緒に味わってみませんか?

    子どもたちもリーダーも元気いっぱいです!

    詳細はこちら!
  • 野外活動~ちきゅうと あそぼう~

  •  ども、岩手大学4年のゲンと申します
     野外活動では、街探検や釣り・雪遊びなど自然とふれあう体験をしながら子どもたちと一日を過ごします。どんな一日にしようか、どんな遊びを子どもたちとしようか、いろんなことをリーダー同士で話し合い準備をして、最高の一日を創りあげられるようにいつも頑張っています!一緒にちきゅうと、あそびましょう!

    子どもたちもリーダーも元気いっぱいです!

    詳細はこちら!
  • 夏季・冬季シーズンキャンプ

  •  ふたたびおびリーダーが紹介します。夏・冬の長期休みには1泊~3泊のシーズンキャンプが待っています!夏は森、川や海へ、冬はスキーへ出かけ、季節を満喫しています。子どもたちと寝食をともにすることで、他の活動よりも密度の濃い、深い体験や感動を得られること間違いなし!!かけがえのない日々を子どもたちと過ごしませんか?!

    季節を遊びつくそう!

    詳細はこちら!
  • 放課後学童〜ぷらいむ・たいむ〜

  •  みなさんこんにちは!!岩手大学3年のルイージですっ!
     盛岡YMCAには、中央校・前潟校・盛南校・向中野校の4つの学童があって、子どもたちは学校帰りからお迎えまでの時間をここで過ごしています。リーダーも学童へ遊びに行くことができ、外で走り回ったり室内で一緒に宿題をしたりなどいろいろな関わり方ができますよ!ぜひ、たくさんの子どもたちと仲良くなって楽しい時間を過ごしてくださいねー!

    みんな元気いっぱいいっぱい♪

    詳細はこちら!
  • サンデースクール

  •  初めまして!ぶんちんです!
     サンデースクールは、年7回月はじめの日曜日に開催しています。内容は工作や料理、ニュースポーツなど幅広く、どんな内容にするかはリーダーたちが1から企画し、運営していきます。たくさんの子どもたちと、素敵な日曜日を一緒に過ごしましょう♫皆さんの参加を待ってまーす!

    工作・スポーツ、なんでも楽しめる!

    詳細はこちら!

若い力を発揮させよう!!

超高齢者会となった日本では、ユースの活躍が期待されています。YMCAではユースの力を発揮できるような「自ら考え、行動する」場面が多くあります。仲間とともに何かを成し遂げるという経験は、生きるうえでとても大切なことです。YMCAは、希望ある未来へユースと共に歩み続けます。

ユースとは
日本のYMCAでは18~35歳までの世代をユースと呼んでいます。そこには、YMCAに子どもを通わせる子育て世代や、働く世代も含まれます。さまざまな課題を抱える現代社会を希望あるものに変えていくために、YMCAはユースが主体的に生き方を選択していける環境を提供することと、「お互いを認め、高め合う社会」をつくる担い手としての意識をもつことを大切にしています。

盛岡YMCAのココが魅力!
盛岡YMCAには、100名を超える県内の大学生がユース・ボランティアリーダーとして登録しています。盛岡YMCAの行う、野外教育活動・水泳教室、国際協力活動、東日本大震災被災地復興支援活動などに、ボランティアとして参加しています。ただ、参加するのはなく、自ら企画・立案し、YMCAのスタッフ、YMCAをサポートする市民の皆さんと共同しながら活動を行なっています。

でも、子どもと関わったことないしなぁ…どう接すれば良いのか分かんない…
それに水泳とかサッカーとか、キャンプに必要な技術とかなにも持ってないよ?!

ご心配なく!!
リーダーに向けた薪割り・火付けの実技講習や、キャンプ前の安全管理対策などの講習も充実しています!!

ホントですか?!?!

リーダートレーニング

リーダートレーニングとは、主にシーズンキャンプ前に開かれる、リーダーを対象とした講習のようなモノです。安全管理やプログラム(子どもたちと一緒に遊ぶレクリエーションのようなものです)に対する理解を深める体験会、炊事の技術を実際に練習する機会や、水泳や体育教室などではレッスン方法や補助のやり方など実践的な部分を、外部の講師さんやYMCAの職員さんから教わることができます!たくさんのリーダーが参加し、楽しい雰囲気の中で必要な知識、技術を身につけることができますよ!

薪割りの練習から…
スキーも行けるよ!
講習も楽しく!

ここからは、実際にYMCAで活動を続けているリーダーに、「リーダーをやっていて良かったことは?」というテーマで話を聞いてみましたのでご紹介!リーダーたちは活動を通してどんなことを感じてきたのでしょうか…?

リーダーたちの声

〜リーダーをやっていて良かったことは?〜

挑戦を楽しむ!!

 盛岡YMCAのリーダーとして活動していくなかで一番に感じていることは、ここでしか体験できないとても濃い時間を過ごしているということです。「もし盛岡YMCAに入っていなかったら」と考えるときがあります。もし入っていなければ、子ども達と楽しく関わることができなかったことはもちろん、他県のYMCAの方と関わること、世代を超えた交流の場面など多くの貴重な経験ができなかったと思います。その貴重な経験を通して自分自身の「人」としての成長を感じています。

 毎週、毎月活動で会う子ども達ですが毎回の活動で遊ぶ内容、話す内容は同じものがないかけがえのない時間だと思います。また、子ども達と笑ったり、泣いたり、喧嘩したりと多くの経験をすることができました。子ども達と関わることは簡単なことではなく沢山悩むこともありましたが、そこを乗り越えた先に子ども達との間にはほんとうの友情があると今は感じています。

 私はどの活動でも子ども達に「チャレンジを恐れないでほしい」「挑戦することを楽しんでほしい」と考えています。そのことを子ども達に伝えるためには、まず私がチャレンジすることにビビらないで何事にも挑戦することが大切だと思っています。

 これからも子ども達といっしょにチャレンジすること楽しんでいきたいと思います。そして子ども達といっしょに成長していきたいです。

十文字堅斗(おびリーダー) 岩手県立大学総合政策学部4年

忘れられない時間をつくる

 大学入学後、盛岡YMCAのリーダーになってからは夏キャンプ、スキーキャンプ、野外活動、水泳教室などの活動にリーダーとして参加してきました。どの活動でも、時間がすぎるのはあっという間に感じます。キャンプとなると3泊4日と長いものもありましたが、時計を見ることを忘れてしまうぐらい子どもたちと目の前のことに夢中になっていたと思います。しかし、活動の中の出来事は鮮明に思い出すことができます。子どもたちが火起こしに成功したこと、ケンカをして涙がこぼれたこと、一緒にモノマネをして笑ったこと、たった一時間の活動の中にも色んなエピソードが詰まっています。そこで、子どもたちの新しい一面を知るたびに、「リーダーとして来れてよかった」と心から感じています。そして同時に、「ピンポン」という存在が子どもたちの思い出の一部になれたことをとても嬉しく思います。

 また、会うたびに成長する子どもたちの姿を見て、ふと「自分は変われているだろうか」と考えることも少なくありません。今では「変われている」と断言できるようになりました。遊びの引き出し、言葉のかけ方、視野の広さなど成長を感じる面は本当にたくさんあります。自分のことを深く知ることができたことも、リーダーになったおかげだと思っています。他のリーダーや子どもたちと関わる中で、自分にしかできない接し方や自分の強み活かす方法について、試行錯誤を繰り返す日々を送っています。今はそれがすごく楽しいです!

 盛岡YMCAのリーダーとしての毎日は、濃厚で分厚いものだと私は感じています。子どもたちにとっても、自分にとっても忘れられない時間をつくることができるリーダーを目指し、これからも私らしく全力で取り組んでいきたいです!

佐久間千夏(ピンポンリーダー) 岩手県立大学 社会福祉学部人間福祉学科 4年

成長できる場所

 私が盛岡YMCAの活動に参加するようになってから、まだ1年ほどしか経っていませんが、自分自身の成長に繋がる多くの出会いと刺激を得ることができています。そんな刺激的な環境に身をおけることがYMCAの魅力のひとつだと思います。

 活動で関わる子どもたちは日々、新しいことを身につけ、どんどん成長しています。「できるようになったから見て!」と私たちのところに見せに来てくれることもあります。「プールに顔をつけられるようになった」とか「九九を覚えた」と教えてくれる子どもたちはとても生き生きしています。そんな子どもたちを見ていると、「私も負けていられない」と思うのです。

 また、私自身も様々な新しいことに挑戦する機会に恵まれました。夏のキャンプでは火の付け方を学び、スキーキャンプではスキーを教えてもらいました。プログラミングや工作にも取り組みました。どれも上手にはできませんでしたが、初めての体験にわくわくしました。少しずつ上達していくことに大きな喜びと感動を感じました。

 YMCAの活動を通して、「もっと上手になりたい」、「新しいこともやってみたい」という気持ちが強くなったように思います。活動で出会う人たちは同じような思いを持つ人ばかりです。今後もリーダーや子どもたちと一緒に新しいことにチャレンジし、成長していきたいです。

長澤実花(りんりんリーダー) 岩手大学 人文社会学部人間文化課程3年

積極的な姿勢を

 私はいろいろな活動を通して色んなリーダーや子どもたちと関わり、様々な経験を得られたことがリーダーをしていてよかったことだと思っています。

 私は1年生の前期は体育教室だけの参加で他の活動には消極的であまり参加していませんでした。後期からは先輩リーダーからの誘いで水泳教室に参加し、そして2年生になってからは他の活動にも参加してみようと思い、野外活動やサンデー、キャンプに積極的に参加しました。そこで体育教室や水泳教室以外に参加しているリーダーや子どもたちと関わることができ、一緒に活動できてとても楽しかったです。

 野外活動やキャンプ、サンデーでは、ミーティングでどういう活動にしていくのか話し合ったり、プログラムやバッジを作る人を決めたりと通常活動とは全く異なっていて、リーダー同士でどういう活動を作り上げていくのかというところがこれらの活動の特徴なのだと感じました。そこではミーティングで自分の意見をいったり、自分のやりことに積極的にチャレンジしていったりすることが大事だということを学びました。また活動ではスケジュールの流れを把握したりそれに沿ってグループ行動をしたり、プログラムの進行やそのサポートなどに苦労し、自分もまだまだだなと感じることばかりでした。しかし、子どもたちと町探検をしたり、魚釣りや焼き芋、2泊3日のお泊まりをしたりと素晴らしい経験になりました。

 それらの活動以外にも、ワイズメンズクラブの方々の枝豆収穫や軽トラ市のお手伝いにも参加し、ワイズメンズクラブの方々とも交流ができたり、お話を聞かせてもらったりと、とても良い経験となりました。

 これからも様々な活動に積極的に参加して、いろいろなことを体験し学んでいきたいと思います。

新井友人(ポンリーダー) 盛岡大学 文学部英語文化学科2年

隣人愛と自己表現

 私は大学に入学した4月に盛岡YMCAに入りました。1歳の頃から水泳を続けており、ボランティア活動で子どもと関われる、且つ水泳もできるということに魅力を感じたことが入ったきっかけです。現在は主に週に2回水泳教室に参加しています。他にも宮古市で行われたプログラミング体験会やサポートプログラムなどの活動にも参加しています。

 盛岡YMCAのリーダーやスタッフは人情深く、キリスト教に於ける隣人を自分のことのように愛するという“隣人愛“を大切にできる人が多くいます。数多くのプログラムを実行していくにあたり楽しいことばかりではなくもちろん困難に直面することもあります。そのような時、それを他人事とせずに自分事の様にみんなで乗り越えようとすることができる人が多い印象です。実際私も水泳の活動で思うように練習を進めることができず悩むことがあります。そんな時親身になって話を聞いてくれる同学年のリーダー、励ますのみならず的確なアドバイスをしてくださる先輩リーダーやスタッフのおかげで何度も立ち上がることができています。自分の思いや考えを表現することが苦手だった私ですが、盛岡YMCAと出会い”隣人愛“の精神があるリーダーやスタッフに恵まれているお陰で以前より自己表現ができるようになったと実感しています。

 リーダーとして活動していく上で何よりも欠かすことのできない存在は子供たちです。水泳教室では特に同じ練習や遊びをしてもリアクションが異なることから、どのようにすれば子供たちが楽しみながら水泳の技術も向上できるのかを常に考えるようになりました。わんぱくで明るい子もいれば、大人しめな子、一人で黙々とがんばる子もいるように型にはめることができない子供たちと関わることによってより自分の知見が広がっていると実感しています。私は現在競泳から離れてしまっています。振り返ると苦しいことも沢山ありましたが楽しかったことも嬉しかったことも含めていい経験として残っています。これからも盛岡YMCAの活動を通して多くのことに積極的に挑戦し、子供たちと一緒になって日々全力で楽しみ、いい経験ができた!と思えるように励んでいきたいです。

山口満穂(しらたまリーダー) 盛岡大学 文学部児童教育学科2年

考え方の変化

 私は今日までの一年間YMCAのリーダーとして、毎週土曜日のサッカー教室を始め、夏キャンプなどの活動に参加してきました。私が盛岡YMCAでボランティアリーダーをしていて良かったと思うことは、子どもたちに対する考え方の変化があったことです。私は大学に入るまで子どもに対して、まだ知識や知恵が少ないから大人がいろいろ教えてあげなければならない存在であるという認識を持っていました。しかし、活動をしていく中でその考え方は変わっていきました。

 確かに、子どもたちは友達との関わりや安全管理の面での経験値などは少ないですから、その点に関してはリーダーとして責任をもって保護していくことが重要です。しかし、それ以上に子どもたちには大人にはない分野の知識や知恵があるのです。子どもたちの中には、様々な博士がいます(ウルトラマンやジャニーズ、怪獣など)。子どもたちはそのような自分の好きなことについて本気で伝えようとしてくれます。その中で、言葉を伝わるように言い換えたり、言い直したりしてリーダーやほかの子どもたちが持っている知識に訴えかけているのです。それぞれが持っている知識に上下関係はなく、リーダーが数学の知識を持っていることと子どもたちが怪獣の知識を持っていることは同じくらいすごいことなのです。子どもたちといるとそのことがまるで当たり前のこととして以前から知っていたかのように思えてきます。我々大人はその成長の過程で勝手に様々な知識を社会に必要かそうでないかでカテゴライズして必要ない知識を淘汰してきたのです。そのことを悪いとは言いませんが、それは大人の勝手な事情であり、子どもより大人が優れているということの証明にはなりません。子どもたちにとっては今見えている世界が全てで、その中であふれんばかりの知識を持っています。私は活動を通じてこの様な考え方の変化が経験できたことが良かったことだと思います。

前川優汰(ジンベエリーダー) 岩手大学 教育学部2年

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