ちきゅうとあそぼう
(野外活動クラブ)

後援:岩手県教育委員会・盛岡市教育委員会・滝沢市教育委員会

「いのち、食、農」をテーマに、野外での様々な体験活動を行います。年10回の活動では、多彩な体験学習を行い、参加したこどもたちに高い教育効果と大きな楽しみ、わくわく感を提供します。

YMCA野外活動6つの特徴

1.「自分らしさ」に気づく機会

 YMCAの野外活動はただアウトドアの活動をするのではなくて、グループでの関係を大事にします。それは社会性や協調性、コミュニケーション能力を高めると同時に、自分の個性や「自分らしさ」に気づく機会でもあります。友人との人間関係ができていく中で自分との違いを知り、自分を表現し、自分らしさを見出していきます。今の子どもたちの人間関係は、学校の中だけに閉じられがちです。学校が違う子や、年齢の違う子、大学生ボランティアリーダーとの関わりなどは、とても貴重です。そういう出会いを大切に、こだわりをもってやってきたのが長い歴史を持つYMCA野外活動の伝統です。

2.「体験すること」の先にある成長

 YMCAが大事にしているのは、「体験すること」の先にある成長です。少しの失敗も含めて子どもがチャレンジできるとか、友人同士のぶつかりあいがあるとか、そうした過程を大切にする。その方が成長の度合いが大きいという信念があります。

3.主体的で創造的な場

 子どもたちは普段の生活では、自分で遊んでるようでモノに遊ばされている感じがあります。テレビもゲームもすごく受動的な遊び方が多いです。クリエイティブな感じがしない。それが自然の中でのシンプルな体験だと、そこに創意工夫や遊びがあります。自分なりの、主体的な、創造的な面がすごく多いのです。

4.いい環境といい人間関係

 年間を通しての活動では、どんな子でも猫をかぶり続けることができなくなって「地」が出てきます。だから本音で人と関わることができる。それが野外活動クラブの強みです。YMCAの野外活動クラブではいい環境といい人間関係の中でゆったりと、創造的なことを生み出せるたくさんの「すき間」がある。子どもたちにとってすごく贅沢な時間があるのです。

5.若いボランティアリーダーの活躍

 YMCAの野外活動では、ボランティアリーダーがすごく活躍します。彼らはトレーニングを受けて、長い期間をかけて準備して、アルバイト感覚ではない関わり方をしてくれる。しかもYMCAでは、参加した子どもたちが大きくなってボランティアリーダーになっていく、そういう循環があります。子どもとリーダーが関わって、その両方が成長していく。魅力的な場です。

6.新たな生き方にチャレンジ

 「野外活動は子どもたちにとっては1つの実験の場」です。普段と違う自分を体験してみる実験でもあるし、逆に、シンプルで、創造的で、民主的な生活を普段の生活で試す実験もできる。〝新たな生き方〟にチャレンジしていく実験的要素があります。

ボランティアリーダーの思い
  • 心が通う友達に

    活動には、「子どもと心が通う友達になりたい」と思って参加しています。一緒に涙を出すくらい笑ったり、わからないことに頭を抱えて悩んだり感情を共有できる友達を目指しています。この子は今どのようなことに興味があるのか。なにをしている時に一緒に笑顔になるのかを常に考えています。

    共に楽しいを作っていくために、自分からどんどんアプローチしています。子供たちの小さな発見や、チャレンジ、成功、失敗。その一瞬一瞬を共に大切にしていけるリーダーになりたいです。そのために全力で子供たちと関わっていきます!

    加藤 瑞基(DDリーダー/岩手県立大学2年生)

  • 野外活動だからできる関わり

    野外活動ではその日限りのグループになります。そこは学校や学年関係なくたくさんの子どもたちが関われる場です。活動の中での関わりもいい時ばかりではありません。接してみて自分と違うなと感じたり、意見が合わなくてぶつかったりする時もあります。一見マイナスにも思えますが、子どもたちにとって「自分を知り、相手を知る」プラスな出来事になると考えています。

    子ども同士を結ぶきっかけ作りを心がけ、そこから生まれた信頼関係やグループワークでしか得られない「楽しい!」を子どもたちと共有したいです。そんな活動を目指す中でいつも大切にしている言葉があります。それは「大人は子どもたちの“鑑”であり、子どもたちは大人の“鏡”である」です。

    子どもたちを取り巻く環境の中にいるリーダーが子どもたちにとっては大切な役割を担っていると考えています。お互いの存在をお互いが高め合えるリーダーを目指して挑戦し続けます!

    青山 優菜(エアリーダー/盛岡大学2年生)

  • 感情を表に!

    私は、野外活動を通して子どもたちに感情が表に出る瞬間を楽しみにしています。新しい物、人、匂い、音に出会った感動やプログラムを通して得られる達成感などその時思ったことを包み隠さず顔や体いっぱいに表現している子どもたちを見ることが大好きです。

    もちろん、プラスな感情だけではありません。友達と喧嘩するとき、チャレンジすることに怯えているときも感情を表に出してほしいのです。そうすることで、自分の新たな一面やそれを乗り越えた先にある自分の成長、より深まった友達関係などを経験することができると思っています。

    そのために自分自身リーダーとして誰よりも自分の感情を表に出せるように頑張っています。

    前川 優汰(ジンベエリーダー/岩手大学3年生)

2024年度活動予定
日程 泊数 テーマ 場所 参加費
4月 4月21日(日) 日帰り 山菜取りに、出かけよう♪ まほら岩手 10,000円
5月 5月26日(日) 日帰り 春の魚釣り大会!!(川のお魚さん編) 行徳養魚場
国立岩手山青少年交流の家
10,000円
6月 6月23日(土) 日帰り 竹でごはんを炊けるかな!?
炊き込みご飯づくり♪
外山森林公園 7,000円
8月 8月25日(日) 日帰り 熱い夏を満喫!!
思いっきり川遊び♪
中津川 4,200円
9月 9月29日(土) 日帰り お肉丸焼き大作戦!! 外山森林公園 8,000円
10月 10月27日(日) 日帰り きのこ狩りへでかけよう♪ まほら岩手 10,000円
11月 11月24日(日) 日帰り 電車でGO!!
おうまさんに会いに行こう♪
馬っこパークいわて 6,500円
1月 1月26日(日) 日帰り 新年祝おう、餅つき大会!! YMCA向中野センター 4,000円
2月 2月23日(日) 日帰り まだまだ冬は終わらない!!
思いっきり雪遊びin薮川
まほら岩手 7,500円
3月 3月22日(土)~23日(日) 1泊2日 遊びまくりの1泊2日!
みんなでキャンプ
国立岩手山青少年交流の家 16,000円

※クラスの予定は、変更になる可能性があります。
※各会員の方には、各活動の内容を事前に送付いたします。詳細はそちらでご確認下さい。
※ちきゅうと、あそぼう。野外活動クラブに会員登録するためには、年会費6,000円をお支払いいただきます。入会した日から12ヶ月間有効です。
※すでに盛岡YMCAの放課後児童クラブ、サッカースクール、水泳教室、体育教室、英会話教室、書道教室に入会されている方でも年会費が必要となります。

よくあるご質問

  • 全回は参加できません。休みがちになっても大丈夫ですか?

  • 会員でなくとも参加できますか?

    • ちきゅうと、あそぼう。野外活動クラブは、会員制の活動となっています。野外活動クラブ会員の方(年会費6,000円をお支払いいただき、申込書類のご提出が完了している方)がご参加いただけます。

  • お泊まりが心配です。

    • 食事、薬、性格、要望など事前に参加者原簿に記入していただき、それにそって対応します。もちろん心配な方には、個別に相談に応じながらキャンプに備えます。

  • ユースボランティア・リーダーとは?

    • 普段から、YMCAのサッカースクール、水泳教室、体育教室、野外活動、学童保育などにボランティアで参加してくれている、岩手大学、県立大学、盛岡大学など県内大学、専門学校に通うのお兄さん、お姉さんたちです。救急法、食中毒理解、安全理解、子どもの理解などYMCAの実施する、キャンプリーダートレーニングを積んだリーダー達です。

  • 保護者も参加しなければならないのですか?

    • YMCAのスタッフとユースボランティア・リーダーが引率しますので、保護者の方は、出発の際にお子様を連れてきて、解散の際にお迎えにきていただくだけです。集合・解散場所は、主に盛岡駅西口バスターミナル エスカレーター付近になります。

参加者の声
  • ※1月の定例野外活動「われら!わんぱく雪遊び隊♪」にて、グループの友達やリーダーたちと、思いっきり雪遊びをしているときの場面です。
  • 野外活動クラブに参加して

    きっかけは、小学校でもらったチラシ。「楽しそう」と思い、親に相談し、参加し始めました。
    初めて参加した時は、全員知らない人の中だったので、とても緊張しました。しかし、いざプログラムが始まると、面白くて優しいリーダーたちや年齢・学校が違う子たちと遊ぶことが思っていた以上に楽しく、それを楽しみに毎回参加するようになりました。

    そんな中、一番楽しかった活動は、3月に1泊2日で行われたキャンプです。部屋でグループのリーダーや友達と人狼ゲームで盛り上がり、それ以降の活動の時もバスの中でワード人狼をやるようになりました。
    年齢・学校が異なる友達もできたし、今まで避けてきた苦手なことにも挑戦することができたので、参加して本当に良かったと思います。

    盛岡市立仙北中学校 2年生男子


    感謝

    学校からのチラシを見て、自分から「行きたい」と話したので、折角の機会だから、と参加を決めました。
    弟がいるのですが、優しくお世話をするというよりは、一緒に遊んでちょっかいを出したりケンカをしたりが多いので、年下の子と上手く関われるかが心配でした。しかし、一緒に活動を楽しみ、時にはお世話をしていることなどを伺い、息子の新たな一面を知ることができました。

    年上のリーダーと遊ぶことも楽しみに、苦手な活動にも挑戦していました。リーダー方にはご迷惑をおかけしたことも多々あり、申し訳なく思っております。ただ、ここで息子はとても成長しましたし、貴重な経験をたくさんさせて頂きました。心より感謝しております。ここでの経験を糧に、今後も様々なことに挑戦していってほしいです。

    盛岡市立仙北中学校 2年生男子 母

  • ※11月の定例野外活動「電車でGO!お馬さんに会いに行こう♪」にて、滝沢駅前広場で馬っこパークまでの送迎車を待ちながら、お友達と思いっきり鬼ごっこをして遊んでいるときの場面です。
  • 毎月の楽しみ

    僕は小学校一年生の時からほぼ毎月参加しています。最初は兄と一緒だったけど、途中から僕1人になりました。薪割りは毎年やってるので得意です。最近はやらないけど、火おこしもできるようになりました。火で炊いたご飯はとても美味しいです。

    一番楽しみにしているのはフリータイムで、リーダーたちと鬼ごっこをしたり、ふざけたりするのが楽しいです。中学生になって、いつまで続けるか分からないけど、しばらくは参加します。

    中学 1年生男子


    リーダーとの触れ合い

    コミュニケーションが苦手でゲーム大好き、インドア派の我が子。親がお出かけに誘っても腰が重いのに、YMCAの野外活動は毎月とても楽しみにしています。参加のモチベーションはリーダーたちとの触れ合いです。野外活動の日は集合場所に近づくと、あちこちから名前を呼ぶ声が聞こえ、受付後は自らみんなの輪の中に入っていきます。

    リーダーたちと戯れあって走り回る様子は、まるで友達同士。大人として一歩引くのではなく、子供と同じ目線に立って一緒に楽しんで下さってるので、内向的な息子もすっかり心を開いています。同じグループの子供たちとの共同作業やゲームなど、毎月の活動を通し子供の心も豊かになっていくように感じています。

    本人がその日の様子をあまり語らないので、解散後にリーダーからお話を聞くのを楽しみにしています。過去の活動と比べ成長している部分を感動の涙で語って下さったリーダーもいました。後日届くハガキには笑顔いっぱいの息子の写真とリーダーたちからの温かいコメントが載っており、宝物として保管しています。

    中学 1年生男子 母

  • ※11月の定例野外活動「電車でGO!お馬さんに会いに行こう♪」にて、りんりんリーダーと追いかけっこをして馬小屋へ向かっているときの場面です。
  • 野外活動クラブを通して

    小さい頃から不安が強く、幼稚園では言葉を話すこともなく場面緘黙症と診断された娘。弟が1年生になったことをきっかけに、2人一緒に入会させることに決めました。
    3年生の頃は教室で音読も出来なかった娘が、4年生になった今は音読が出来るようになりました。担任の先生はもちろんですが、お手伝いにきた先生や校長先生にも自分から話しかけることが出来るようになったと聞きました。お話をする友達もできたと毎日楽しく学校に通っています。

    2学期の面談の時、担任の先生が話していたのは、YMCAの活動に参加して自信をつけることができたからではないかということでした。
    YMCAのお兄さんお姉さんは、娘の反応がなくてもきちんと輪にいれ話しかけてくれます。リーダーはみんな優しくしてくれ、娘にとってとても安心して過ごせる場所となりました。娘も息子も毎月の活動を本当に楽しみにしています。
    これからもよろしくお願いします。

    篠木小学校 4年生女子 母

お問い合わせ・お申し込み

詳しい資料を郵送致します。
お問い合わせ先は

盛岡YMCA本部事務局
019-658-8773 平日10時〜15時
野外活動担当:尾形
080-3016-9478

プログラム中は、電話に出られない場合がございます。
その際は、折り返しご連絡差し上げます。

メールでの申し込みはこちら
Webでのご予約はこちら