東日本大震災被災地復興支援活動

盛岡YMCAの被災地復興支援活動

盛岡YMCAは、2011年3月18日。盛岡YMCA宮古ボランティアセンターを設置し、復興支援活動を開始しました。当初はヘドロの除去、瓦礫の撤去、仮設住宅でのレクリエーションが主な活動でしたが、2012年から「宮古を愛するこどもたちの育成事業」として、主に、
①宮古小学校でのサッカー教室
②月例の野外活動
③中学・高校生のボランティア育成
を継続しています。

サッカー教室

当初は、公園等に仮設住宅が建設され思い切り体を動かす機会のない、こどもたちに遊ぶ機会を提供することを目的に開始しました。
宮古小学校の1年〜3年のこどもたちが30名参加しています。毎週火曜日に行っています。

野外活動

月例の野外活動「アドベンチャークラブ」、夏のサマーキャンプを行っています。
主に盛岡YMCAのユースボランティアが企画し、スタッフ指導のもと運営・開催しています。
また、地元のNPOと協働して、宮古の誇る「森・川・海・」を体験するプログラムも開催しています。

高校生ボランティアの育成

宮古の高校生を対象としてボランティア講習会を開催したり、野外活動のジュニアリーダーとして参加してもらっています。

ユースボランティアの声

子どもたちをよくしていくことで、地域をよくする

私は宮古の子どもたちと野外活動をする宮古アドベンチャーという活動に参加しています。それは宮古の子どもたちと元気に遊ぶことで地域が元気にしたい、子どもたちをよくしていくことで地域をよくしていきたいと思っているからです。私は中学生のとき、東日本大震災で家を失いました。しかし、遊ぶ場所のなくなった小さい子どもたちを集めて遊んだことで私自身元気になり、また、地域の人たちも笑顔を見せてくれるようになりました。そのときに子どもたちのパワーを感じました。
そして、子どもたちが元気になると地域も元気になるということに気づきました。宮古でも子どもたちや地域を元気づけて、これからの宮古に必要な子どもたちに少しでも大切なことを教えたいと思っています。宮古アドベンチャーではグループを基本として野外炊事をしたり、ものづくりをしたり、プログラムをしたりしています。その中で子どもたちはグループで協力して何かを達成し、グループの友達と気持ちや個性を共有しています。ぶつかることもありますがそういったことを通して協力することの良さを教えていきたいです。
宮古の子どもたちはさすが海の子、とても元気です。リーダーたちもそんな子どもたちの姿を見て学ぶことが多くあります。子どもたちは全てに本気で、本気で遊び本気でふざけて本気でぶつかります。私はいつもそれを見て自分も本気で進まなければいけないなと反省します。被災した私ですが、震災がきっかけで将来は岩手の教員になりたいと思っており、子どもたちのように本気で努力していきたいと思っています。
そして、教員になったら、これからの岩手をつくっていく子どもたちを育てていきたいです。私は震災のときの子どもたちや色んな人たちとの出会いで目標を持ったので、子どもたちも人との繋がりで目標を持ち、それに向かって努力する人になってほしいです。

岩手大学2年 東彩由海(マックス)

将来は教師に

私のYMCAでの初めての子供とかかわる活動は宮古でのカレーづくりだった。約2週間前から準備が始まり、前日の夜には宮古のボランティアセンターで前泊をした。この活動で準備する側の苦労や達成感、子供とかかわる時間の楽しさなど、YMCAでの活動の面白さを知った。カレー作りというひとつの活動の中で、こんなに子供と話して、こんなに仲良くなれるのか、と先輩リーダーの姿に衝撃を受けたのを覚えている。
私の記憶に大きく残っている活動のひとつが、このカレー作りだ。そのときの感動や達成感をもう一度味わいたくて、自分自身の成長を少しでも感じたくて私はさまざまな活動に参加している。また、次に活動に参加したときに私のことを覚えていてくれた子供たちがいるというのもわたしがYMCAの活動に積極的に参加したいと考える理由のひとつだ。子供とかかわる時間は私にとって常に身近にあるものなのだ。
というのも私には、東日本大震災の三日前に生まれた弟がいる。大船渡の病院の病室で母の腕に抱かれながらあの地震と津波を経験したのだ。その弟も今では小学一年生になり新しく建設された小学校へ通っている。東日本大震災から6年が過ぎ、震災前の町の姿を知らない子供たち、町の復旧、復興とともに育ってきた子供たちが小学生になっている。このようなゼロ状態の町とともに育っている子供たちこそが新しい私たちの町を作るのではないだろうか。
私は、小学校の教師になりたいと考えている。きっかけは、両親が教師だったから、一番身近な仕事がそれだったから、という些細なことだったが今では子供たちと未来を考え、その未来を子供たちに託すことができるすばらしい仕事だと考えている。そして、将来教師として新しくなった自分の母校で子供たちと学ぶことが私の夢だ。

盛岡大学1年 千葉文彦(つよぽん)

活動の様子 宮古なうへ